教えて歯医者さん – よくあるご質問 -

歯の定期健診や歯石除去などは、どのくらいの間隔ですればいいの?

定期診断と歯石除去

基本的には治療終了して3〜6ヶ月後くらいが望ましいのではないでしょうか。3~6ヶ月という幅は患者さんによってセルフケア(ブラッシング)の得手不得手がありますし、歯並びや治療済みの歯の多さ、生活習慣など考慮して判断する場合が多いと思います。
ちなみに歯垢(プラーク)は48時間後には歯石になってしまいますので、普段のセルフケアにて歯垢がたまらないようにしておかなくてはなりません。

歯磨きをするのは電動歯ブラシの方がよいのですか?

歯磨きと電動歯ブラシ

そうですねぇ、、、
なかなか難しい質問ですが、機能的には電動歯ブラシは手用の一般的な歯ブラシより優れていると言えます。しかし使用法が正しくなければ効果的ではありません。逆に言うと手用のものでも正しくブラッシングすれば十分にセルフケアが可能です。患者さん個人個人のお口の状態や磨き方などによって「あっている、あっていない」がありますので、かかりつけ歯科医院で相談することをお勧めします。

電動歯ブラシは使用するとすぐに歯面がツルツルになるので、本来気をつけて磨かなくてはならない「歯と歯のすきま」、「歯と歯茎の境目」の清掃がおろそかなままで満足してしまいやすいのです。手用の歯ブラシで十分に磨き方を練習してから電動歯ブラシに移行し、電動歯ブラシの性能を最大限に活かしましょう。
でも最近は電動歯ブラシ自体たくさん種類があり、選ぶのも難しいですよね。どこの歯医者さんでもご使用になられている歯ブラシを持参していただけたら、最良のセルフケアの方法を教えてくれるはずですよ。多分(-。-;

キシリトールガムは本当に歯にいいの?

キシリトールガムは歯にいいの?

天然の甘味料であるキシリトールは、砂糖と違い、口の中に入っても全く酸を作りません。さらに酸の中和を助ける働きがあります。
詳しく言いますと、通常お口の中は唾液と同じ弱アルカリ性ですが、飲食により酸性に傾きます。というのも、食物や飲み物、特にここに含まれる『砂糖』は虫歯原因菌のエサとなり、酸が作られるので、食後は口腔内のPHが下がります。酸性に傾いた口腔内では歯の表面からカルシウムやリンが溶け出し(=脱灰)、歯が弱り、この状態が続くと虫歯になります。

キシリトールはこの酸化が弱アルカリ性に戻るのを助け(=中和)、また溶け出したカルシウムやリンを歯に戻す働き(=再石灰化)があるのです。
初期脱灰されただけ歯の表面は再石灰化作用により健康な状態に戻る事ができます。
さらにキシリトールには歯に付着したプラークを剥がれやすくしたり、虫歯原因菌の活動を弱める効果もあります。またキシリトールガムを噛む事で、唾液の分泌が促進され、唾液が本来持つ酸性を中和させる作用(=緩衝作用)や、再石灰化作用の効果を大幅に上げる事ができます。 (唾液を多く分泌させる事はとても大事で、ふだんからよく噛む事は虫歯予防にとても重要な事です。)

以上より「キシリトールは歯に良い」という事は理解頂けたと思います。そんな歯に良いキシリトール、ぜひ効果的に取り入れて頂けたらと思います(^^)
まず、キシリトールガムやタブレットは50%以上配合のものを選びましょう。歯医者さんではキシリトール100%の商品の取り扱いもあります。キシリトールガムの噛み始めの唾液を、なるべく口の中に止めるようにしてキシリトールを作用させましょう。
1日2、3回噛む。出来れば一回に2粒噛むと効果があると言われています。またガムの味がなくなってもすぐに捨てずに、5分以上噛む事で唾液分泌を促進でき、虫歯予防の相乗効果が期待できます。

こんな素晴らしい作用のあるキシリトールですが、やはり基本は歯ブラシやフロスで歯を清潔にする事です。歯医者さんでのプロのクリーニングもかかせません。キシリトールは補助的な予防手段だと認識して過信せず、セルフケアを充実して歯、口の健康を目指して下さい(^^)
(注)キシリトールの過剰摂取は下痢などを引き起こすため、お控えめに!

今回、親知らずを抜いた方が良いと歯医者さんから指摘をされましたが、以前通院していた歯医者さんではそのままで良いと言われていました。
どっちを信じればいいの?

親知らず

またまた難しい質問です。
正直言いますと主治医の先生の考え方によるものが大きいです。
同じ状態の親知らずでも「抜くべき」「そのまま様子をみるべき」と見解が別れることはあり得ます。その親知らずが将来的にトラブル(虫歯、炎症など)を起こす可能性があると考える先生は、早めに抜くべきと説明するでしょう。

その一方で、今まで症状のなかった親知らずを抜いて、術後の腫れや痛みなど不快な症状が患者さんに出るのを避けたい先生は、その部分を清潔に保ち様子を見ることを勧めるでしょう。患者さんによって、もしくは親知らずを抜いた後の状態によってどちらが正しかったのかが決まってしまうのかもしれません。私は口腔外科専門に勤務し、多くの親知らずを抜いてきましたが、正直言って答えは見つかりませんでした。ただし、ひとつ言えるとすれば、親知らずを残した場合のリスクや、抜くことで起こる症状を説明し、患者さんに理解してもらったうえで、Drとしての意見を伝え決定するものだと思います。ただし、今までに何回も腫れたことがある場合や、虫歯が確認されている場合は抜いた方が良いと言えます。

口を開けると耳の前が痛いのですが、歯科か耳鼻科のどちらにいけばいいの?

顎関節症(歯科or耳鼻科)

口を開ける時に出る、いわゆる開口時痛なら『顎関節症』の可能性が高いと思います。お口を開け閉めする時に『音』はしませんか?
顎関節症は『痛み』『音』『開口量』が主症状です。
顎の関節は引っかかり気味に動くことで炎症が起こり、痛くても安静にしにくい部分ですのでやっかいです。また、昨日初めて症状が出たとしても、実は症状が出るまでに小さなトラブルが積み重なり、何かのきっかけで症状が表面化したものですので、慢性的な問題をかかえていることがほとんどです。言い換えれば症状は炎症が弱まると楽になりますが、根本的には治りにくく、再発傾向にあります。ですから、ほとんどの場合、症状を少なくすることと、再発しにくいように『うまく付き合う方法』を指導します。

歯科医院での顎の治療は、投薬によるもの、マウスピースの装着、顎体操のような理学療法が主なものです。もちろん、レントゲンでの骨の状態の検査は必要で、場合によってはMRIでの関節部分の精密検査を必要とすることもあります。
歯科的に問題の無い場合は耳鼻科へ紹介し、耳鼻科的なチェックがうけられるように連携させて頂きます。

PAGETOP